2020-08-01から1ヶ月間の記事一覧

【こぼれ話】自主性⑦

夏休み8日目、朝9時。私はミツキとリオを起こし、テーブルに並んで座らせた。 「家事は私の仕事でね、私自身は当たり前のこととして毎日やっている。でもね、それをあなたたちが、やってもらって当たり前、自分には関係ないと思ってはいけないの。 家事はマ…

【こぼれ話】自主性⑥

今年はたった2週間の短い夏休み。自粛期間が3か月と長かったので、これで十分。子どもたちも納得している。 1週目は夫の会社も夏休みだったが、今年は帰省も旅行もなし。家で各自思い思いの過ごし方をした。 目覚まし時計をかけないと、放っておいたら皆いつ…

【こぼれ話】自主性⑤

子どもたちが小学生になってから、私が望んでいる手伝いの内容は以下の通りだ。 週3~4の朝のゴミ捨て 毎日の風呂洗いとお湯張り 食器洗いと部屋掃除(私が頼んだときのみ) 私はこれだけしか望んでいない。しかし、スムーズにいかない。 ミツキは、ゴミ捨て…

【こぼれ話】自主性④

子どもたちのお手伝いの第一歩として、1歳半くらいからは、おもちゃで遊んだ後は一緒に片付けをした。 おもちゃ箱は全部で3つ。初めての片付けなので、箱の中身がぐちゃぐちゃでも箱に入れればOK。 ミツキは、雑だがテキパキ片付けた。ところが、リオは動…

【こぼれ話】自主性③

私が小3ときの国語の教科書には「走れメロス」が収録されていたと記憶しているのだが、定かではない。というのも、ネット検索した原文を読んでみると、小3で習うには難しすぎる気がするのだ。更に、記憶している内容と少し違う。カメレオンのように、人の顔…

【こぼれ話】自主性②

自主性とは、他人から指示や援助を受けることなく、自ら率先してやるべきことを行う態度や性質のこと。 自主性を育てるには家庭内でのお手伝いが有効なようで、幼稚園や小学校低学年のころは長期休暇の宿題として出される。 お手伝いを任されれば『自分の仕…

【こぼれ話】自主性①

世の中には「自分も嫌だったけれど、我慢したのだから次の人も我慢して当たり前」と考える人間は結構いる。 なぜそんな風に考えるのか不思議だ。自分が体験して嫌だと思ったり、無駄に感じたりしたことは、次にそのまま引き継がずに改善したり、取り止めたり…

【こぼれ話】夏の香

長い梅雨がやっと明けて今年も夏がやってきた。新型コロナウィルスの影響でいつもの夏とは大きく違うが、それでもやっぱり夏は好きだ。今年は旅行も帰省もするつもりはない。それでもなぜかワクワクする。 4歳から11歳までは、習っていたモダンバレエの発表…

【こぼれ話】不器用ママ

私は加工された甘いものが苦手だ。フルーツそのものの甘さが一番おいしいと思う。そもそも我が家には砂糖がない。砂糖がなくても、料理はみりんで十分だと思う。 私にとってちょうどいい加工された甘いものといえば、ロッテの『小梅だより』とミナツネの『あ…

【こぼれ話】100ひく90は

リオが小学1年生のこと。リオは浴室に入っても自分では頭も体も洗おうとせずに、いつも湯気で曇った鏡に絵を描き始める。私に今日一日のできごとを絵で説明してくれたり、自分で考えたお話しを絵とともに聞かせてくれたりする。それを聞きながら私がリオの頭…